お見舞いのタブー

相手の立場に立った心づかいを
災害・病気などのお見舞いをするときにまずしなければならないのは、相手がなにをいちばんしてほしいと思っているか、また逆にしてほしくないことはなにかなど、相手の気持ちを推し量ることです。たとえば、起こってしまった災害や事故、病気などについて根堀り聞いたりするのは思いやり不足。強い香水や派手な服は非常識。逆に、黒づくめも病人を暗い気持ちにさせます。病室に長時間居座ってきゃあきゃあ騒ぐことも当然してはならないことです。病人を不安にさせたり、不快にさせる話題も避けるべしです。

 

見舞いのマナー
入院中はなにかと入用になるので、現金を贈るのは喜ばれます。ただし、あまりに多額の現金は受け取ったほうにも負担になるので、当座用に適当な金額を贈りましょう。目上の方に現金を贈るのは病気見舞いでも失礼になるので、避けたほうが無難です。現金意外でいうと、パジャマなど身の回りの品なども喜ばれるでしょう。品物に限らず、手紙は退屈な長期入院をなぐさめ、励ますことになるので、まめに書いて送ると喜んでもらえます。
災害時のお見舞いは、とりあえず必要な食糧や衣料、寝具などの日用品がいちばん喜んでもらえるはずです。現金のほうがいい場合もあるでしょう。相手の状況をよく聞いて、ほんとうに必要なものを届けたいものです。