年賀状の書き方 実践アドバイス!

年賀状の文面は宛先の相手によって文面を改めることも大事なことです

 

職場での上司の方や恩師、お世話になった人には配慮した文章が必要となります。また、親交のある人たちや学生時代の友人や親族など、親しい人へ出す年賀状や、家族の動向や活動状況を知らせるような、近況を知らせる年賀状によっても「年賀状の書き方」は若干違いがあるものです。

 

年賀状を差し出す相手の方によって様々な書き方の実践アドバイスを案内!

 

もくじ
〇ちょっと改まった年賀状
〇親しい人へ出す年賀状
〇近況を知らせる年賀状

ちょっと改まった年賀状 例文

職場の上司へ

実践アドバイス
・上司の出す年賀状は、しきたりを踏まえながらも、みずみずしい印象を与える文面をつづることがコツです
・明るく、新年にふさわしい抱負などを簡潔に述べると、相手に与えるインパクトが強くなります
・左記の文例のように、年賀状では旬読点を省いた文章を多く見かけますが、旬読点をつけてはならないというものではありません

 

職場の先輩へ

実践アドバイス
・年賀状では、上の文例のように、差出人の住所や氏名は文面の末尾に書くのが一般的です
・住所録やアドレスブックを、その年に受け取った年賀状に基づいて新しく訂正する人が多いものです。住所だけでなく、郵便番号と電話番号も書いておくと、相手に対する思いやりになります
・日付けの書き方には、次のようなパターンがあります
平成〇〇年元旦
平成〇〇年一月一日
20××年元旦
20××年一月一日

 

就職内定先へ

実践アドバイス
・「賀正」は正月をお祝いする、という意味であり「賀春」は新春をお祝いするという意味です。また「迎春」は春を迎える、という意味になります
・これらは「謹賀新年」「恭賀新年」に比べると、簡略化した賀詞になります
・とりわけ改まった年賀状では「謹賀新年」としたほうがよいでしょう
・「謹賀新年」は、謹んで新年をお祝いしますという意味であり、「恭賀新年」は、うやうやしく新年をお祝いします、という意味になります

 

恩師へ

実践アドバイス
・恩師や先輩に対しても、親しみを込めた年賀状を出したいときは、「謹賀新年」などの代わりに「謹んで新年のお喜びを申しあげます」「迎春のお喜びを申しあげます」などとすればよいでしょう。
・年配者も中には、まだまだワープロの年賀状はになじめない人ががいます。そのような人には「この文章はあなただけに書いたもの」ということがはっきりわかる文章をつづります
・基本分をほんの少し変えるキー操作を、マメに行うことが大切です

 

お世話になった人へ

常用される例句・類語
・謹んで新年のごあいさつを申しあげます
・謹んで年頭のお喜びを申しあげます
・謹んで新年のお祝詞を申しあげます
・謹んで新春のお祝い申し上げます
・本年は躍進の年にすることを誓います
・いっそうの飛躍を期し、制励いたします
・年頭に際し〇〇の誓いを新たにしております
・1年の計は元旦にありと申します

 

・恭賀新年
・恭賀新春
・迎春
・初春
・頌春

親しい人へ出す年賀状 例文

親交のある人たちへ

実践アドバイス
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があります。日ごろ親交のある人にも、年に一度、びしっと折り目を正してあいさつをするのは、気持ちのよいものです。
あまり堅苦しくなってもいけませんが、くだけすぎもよくありません。上の文例程度の締まりをつけるとよいでしょう。

 

学校時代の友人へ

実践アドバイス
・取引先や仕事の関係者に出す年賀状が多いと、友人など親しい人に出すものは暮れの忙しさから解放されたあとに書くという人もいるでしょう。
・1月3日までに投稿する年賀状の日付は「元旦」としてもかまいません。
・年賀状は、もともとは年始回りのときに持参し、相手が不在のときはその家に置いてきたものという説があります。
・正月三日までは日付を元旦にしてもよいとするのは、そのためだと思われます。

 

趣味の仲間へ

実践アドバイス
・年賀状には、頭語や結語は不要です。しかし、年配女性の中には「めでたくかしこ」という結語を使う人がいます。
・相手が年配の人である場合は「おめでたい日に当たり、かしこまってごあいさつ申しあげました」という意味で「めでたくかしこ」と結んでもいいでしょう。
・人と人とのつき合いでは、なんといっても心の触れ合いが大切です。そのために、独自の発想と表現で相手にさわやかな印象を与える年賀状をしたためたいものです。

 

 

スポーツクラブのコーチへ

実践アドバイス
・スポーツ仲間に出す年賀状では、イキのいい文章を、キビキビたたみ込むようにつづることも心がけましょう。
・練習の成果や現在のチームの状況、本年の目標とそれに向けての決意などを、簡単に述べると文面が充実します。
・相手の健闘を祈る言葉も忘れないようにしましょう。
・スポーツ仲間は、裏を返せばライバルということが多いものです。気持ちよくお互いの刺激になるような文面をつづることが、大切な心がけになります。

 

親族へ

常用される例句・類語
・旧年中はご芳情を賜り、厚く御礼申し上げます
・昨年は何かとお世話になり深謝申しあげます
・旧年中に賜りました御恩は決して忘れません
・どうか本年もご教示くださいますようよろしくお願い申しあげます
・なにとぞ本年も倍旧のご厚情を賜りますようお願い申し上げます

 

・初日の出
・しめ飾り
・お屠蘇
・お年玉
・初湯
・初便り
・福寿草
・初詣
・参賀
・松竹梅
・松の内
・鏡開き
・書き初め
・年始回り
・福袋

近況を知らせる年賀状 例文

家族の動向を知らせる

実践アドバイス
年賀状を封書で出す人もいます。丁重という点では悪くありませんが、受け取る身になってみると年賀状や暑中見舞いなどは、はがきが読みやすいようです。
はがきにはスペースにゆとりがありませんから、新年のあいさつをし相手の幸せを祈り、しかもこちらの近況を伝えるとなると「簡潔で無駄のない表現」が重要になります。

 

活動状況を知らせる
実践アドバイス
・あれこれ書きたいことがたくさんある場合は、まず内容を整理しましょう・整理した内容をメモ用紙へ箇条書きにし、むだな字句を削ります
・そのような手順を踏んでスリムになったメモを見ながら、はがきと同じ広さの用紙に下書きをします
・その下書きを見てさらにむだな字句を省き、別の言葉で短く言い換えられるところがないかチェックします
・手間をいとわず、簡潔な文章を心を込めてつづることが大切です

 

 

身辺の移動を知らせる

愛用される例句・類語
・はるかイギリスにて初日の出を拝し、皆様のご多幸をお祈り申しあげます
・新年の門出に当たり、皆様のいっそうのご繁栄をお祈り申しあげます
・新家庭でお幸せな初春を迎えられたことと存じます
・あなたの干支に当たる本年が、実り多い1年でありますようお祈り申しあげます
・本年も、変わらご交諠のほどよろしく

 

・七福神
・福笑い
・雑煮
・一富士、二鷹、三なすび
・初夢
・初荷
・門松
・かるた
・羽根つき
・初稽古
・凧揚げ

 

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