お返しのマナー

お礼状は直ぐ、お返しは10日〜1ヵ月までに
贈り物をいただいてから、あまりに早くそのお返しをしてもなんだか事務的な印象になりますし、お返しが遅くなりすぎても、贈り物に対する「お返し」の意味が薄れてしまいます。まずお礼状を出し、目安として10日から1ヵ月までの間にお返しを送るようにしましょう。

 

慶事・香典は半返しが基本
慶事のお返しは、半額くらいが品をというのが基本とされています。しかしこれはあくまで目安です。相手との関係によって柔軟に考えていきましょう。相手が目下の人なら「負担をかけさせた」という意味で、贈り物と同額くらいの品を返し、友人や先輩なら基本どおりの半返しでよいでしょう。
香典返しはいただいた金額の三分の一から半分くらいのお返しが目安とされていますが、もともと香典は遺族の負担を軽くするためのものなので、お返しは不要ととされています。お礼状にひとこと断れば、相手にもわかっていただけるはずです。

 

お返しの必要ない場合
何かお世話をしたお礼に贈られたとき、災害・火事見舞いなどのとき、入学・卒業・成人祝いなど子どもに対するお祝いをいただいたときはお返しの必要はありません。このほか、ビジネスの場合の栄転・昇進もお返し不要です。お中元・お歳暮といった季節のあいさつは、もともとお世話しているお礼の意味でもらうものなので、お返しをする必要はありません。