喪中欠礼のあいさつ

喪中はがきにおける、喪中欠礼あいさつの実践アドバイス!
常用される例句を使って具体的なあいさつ分や、喪中欠礼あいさつに応える文面に、喪中に年賀状をもらった場合などの書状などを掲載しています。

喪中欠礼のあいさつ 喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申しあげます

喪中欠礼のあいさつ その@

 

実践アドバイス
近親者に不幸があったときは、服喪中は年賀状を出さないのが慣例です。

 

近親者の範囲は、二親等以内とするのが一般的です。
二親等以内の近親者とは、自分を中心にして、その祖父母、父母、兄弟姉妹、配偶者、子、孫などに当たる人たちのことです。

 

服喪期間は、地方によって多少異なり、また、昔ほど厳格ではありません。

 


喪中欠礼のあいさつ 厳寒のみぎり皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます

喪中欠礼のあいさつ そのA

 

実践アドバイス
一般的には、近親者に不幸があってから一年間を服喪期間とします。
服喪中に新年を迎える場合は、十二月に入ったらなるべく早く年賀欠礼のあいさつ状を出します。
欠礼のあいさつ状は、郵便局が年賀状の受付を始める前、つまり、十二月十日ごろまでに、相手に届くようにします。

 

あいさつ状は、白の私製はがきを用い、簡潔な文面で印刷をして出す、というのが一般的です。


喪中欠礼のあいさつ 新年ごあいさつをご遠慮申しあげます

喪中欠礼のあいさつ そのB

 

常用される例句
・父が急逝し喪に服しておりますので、新年のごあいさつをご遠慮申しあげます
・長女の他界により服喪中のため。お年賀は差し控えさせていただきます
・本年十月に兄を交通事故で亡くし喪中につき、年始のごあいさつを失礼させていただきます
・亡母の喪中につき新年のごあいさつご遠慮いたします
・亡妻の喪中につき年始のごあいさつご遠慮いたします
・ご厚情を賜り深謝申しあげます


喪中欠礼のあいさつに応えて このたびはご丁寧なごあいさつをいただき恐れ入ります

喪中欠礼のあいさつに応えて

 

実践アドバイス
・喪中欠礼のあいさつ状を受け取った場合は、その人に年賀状を出さないこと、これが何よりも大切です。
・年賀状を出してしまってから喪中欠礼のあいさつ状を受け取った場合は、できるだけ早くおわびとお悔やみの手紙を書くようにしましょう。
通常は、喪中欠礼のあいさつ状に対して返事を出すことはありません。長年の取引などで相手とのつながりが深いときや、親交のある人の不幸を知らなかったときなどには、左記のような返信をします。


喪中に年賀状をもらったら 新年のお祝詞をいただき、ありがとうございました

喪中に年賀状をもらったら

 

実践アドバイス
・要点を書きもらさず、しかも簡潔に、相手に失礼のないように書くことが大切です。
・年賀状を出した人は、こちらが服喪中であることを知らなかったわけですから、だれが、いつ亡くなったかをきちんと伝える必要があります。
相手のうっかろミスで年賀状が来てしまったような場合でも、こちらの手落ちであったかのように述べ、おわびをするのが礼儀です。
相手の幸福や健康を祈る言葉も書き添えましょう。